私を闇から見つけてくれたのは…

舞雪、蓮人、達也さんには手紙を郵便ポストに入れ、温羅の皆には直接渡したいと思い、あいつに連れて行ってもらったーー。

温羅の倉庫ーー。

雪斗には別のところで待っててもらい私は温羅よ倉庫に着いた。

翔「杏紗さん?!すぐに玲さんを!」

杏「いいの!大丈夫。これ、皆に渡してくれる?」

翔「オレは杏紗さんが裏切り者だと思ってません」

杏「ありがとう。翔真が信じてくれるだけでもすごく嬉しいよ」

玲「誰だ!」

杏「玲…」

玲「お前、何しに来たんだよ!」

杏「話をしておきたいことがあって…」

玲「何だよ今さら。何しに来たんだよ!帰れよ。二度とオレらの前に現れるな」

と、玲は私を倉庫から追い出した。

暁「杏紗さん。何しに来たんですか?帰って下さい」

雷「お前は、他の女と違うと思ってたのに」

葉「がっかりだよ」

杏「ごめんね、皆。ごめんなさい」

私は皆にそう伝え倉庫を後にし、あいつの所に向かった。



薬は…まだまだあるから大丈夫かな。

亮、今までありがとう。

元気でね。



そう心の中でいい、あいつの所へと戻ったーー。