私を闇から見つけてくれたのは…

検査の結果がわかるまでは検査入院になった。

病室に戻り彩雅と二人で話をした。

杏「彩雅、ごめんね。多分、というか絶対再発してる気がする。また、皆に迷惑かける事になるかもしれない」

彩「オレらのことは気にすんなよ、それにまだ分からないのに決めつけんじゃねぇよ」

杏「そうだね。でも、皆は私の事知ってくれても、温羅の皆は私の病気のことは知らないんだ」

彩「心配かけたくないんだな」

杏「それに先週、文化祭の日の夜、温羅の総長に告白されたんだ」

彩「え?それでなんて答えたんだよ」

杏「もちろん断ったよ。でも、私ね玲の事好きになってた。好きって気づいたからこそこの恋は諦めないといけない。私、皆とは距離を置くよ。温羅の皆にまで迷惑かけられない」

彩「公開しないのか?」

杏「うん。大丈夫」

彩「分かった。お前の言葉信じる。今日はもう帰るぞ、明日また来るから」

そう言って彩雅が帰っていったーー。