私を闇から見つけてくれたのは…

               文化祭

夏休みも終わり今日から新学期。

新学期といえば文化祭がある。

蓮人「文化祭について話し合うぞー。今年の優勝クラスは焼肉食べ放題だ。クラスで出し物決めて今日中にオレに書類提出しろ。以上だ」

そう説明だけした蓮人はどこかにいってしまった。

文化祭実行委員のひとが前に出てきてクラスで何をするのか決めていた。

実1「これからクラスで何をするか決めたいのですが、何かしたい事はありますか?」

それを聞いたクラスの陽キャ女子達が「ホストカフェやりたいでーす」と言い出した。

陽1「私もホストカフェ賛成!うちのクラスには温羅の皆様がいるから」

そう言うとクラスの全員が賛成したようで「ホストカフェ」に決まったが、一人の陽キャ女子が

「温羅の皆様が何かするなら私達も何かしたい」

と言い出し、実行委員の一人が

実「じゃあコスプレカフェがいいと思う」

と提案し、私たちのクラスは全員一致でコスプレカフェになった。

当然、温羅の皆は納得する訳がなく、「嫌だ」とか、「ありえねぇ」などと怒っていた。

でも、みんなの意見などとあるはずもなく話はどんどん進んでいき、誰が何のコスプレをするのかについて話をしている。


そして、数十分後、コスプレの結果は、
玲は執事、暁斗は魔女、雷は警察官、葉月は犬の着ぐるみになった。

当然、私はコスプレなど出来る訳もなく裏方へと回った。

そして女子達もまた、陽キャの数人がコスプレをすることになった。

実1「これで、文化祭の出し物の話し合いは終了…」

玲「ちょっと待て。なんで杏紗が裏方なんだ」

暁「それは私も思いました。どうしてこんな綺麗で可愛い方を裏方に回すのですか?」

葉「そーだそーだ!あずちゃんはすごく可愛いの!だって…」

そう葉月が言おうとしたら玲が葉月の口を押さえた。


そして、

玲「こいつが可愛いのは俺たちだけが知ってればいい。こいつは後日俺達だけにコスプレ姿を見せてもらう。それだけだ」

葉「れーくん!それはいい考えだね!」

玲「だろ!」

杏「ちょっと!二人とも!こんなところで何バカな事言ってんの!」

そう言いながら話し合いは終わった。

準備や用意を全員でして数日後ー。