玲side
俺は西戸玲。

普段はマイペースで寝ていることが多い。

<<え?総長なのに大丈夫?>>
<<るせぇ。お前が俺の性格を決めたんだろうが>>
<<そうでした〜>>
<<早く戻るぞ。チッ、お前のせいで紹介遅れるだろーが>>
<<また来るね〜>>

実際今日も、俺の寝坊のせいで入学式も遅れた。

俺らのクラスは1年S組らしい。

このクラスは全国の暴走族の幹部以上の奴らが沢山いる。

正直、どんな奴がいるのか楽しみで仕方ない。

が、俺は顔に出したりするのは苦手だ。

だからいつも無口で過ごしている。

暁「全く、入学しは遅刻とは信じられま
せんよ」

玲「そう思うならオレを起こせ」

葉「起こしたよ?僕たち、れーくんここ
 と。でも、れーくん全く起きないんだ
もん」

玲「れーくんはよせ!キモい!いつも言
 ってる。同じこと言わせんな」

そう話しているうちに教室に着いた。

オレらが入るとクラスの担任が話をしていた。

そしてオレらが座ろうとすると担任が

蓮「お前ら遅刻だろ、後で理事長室に行
け」

担任はオレらにそう伝えたが

玲「なんでだよ、行かねえよ」

と否定した。

するとオレの横にいた暁斗が青ざめた表情で担任を見ていて

暁「すみませんでした!内の者が無礼
を!」

玲「お前、何を言ってんだよ。先公にな
 んで謝ってんだよ」

暁「この方は世界No. 1舞雪の初代副総
長ですよ!知らなかったんですか!」

玲「知らねぇな」

暁「はぁ、ほんとに貴方という方は。私
達なんでも受けますので」

蓮「とりあえず理事長室に…」

と言われている途中に

杏「今回は彼らのこと見逃してあげたら
 どうですか?てかさっきからうぜぇ」

蓮「だけど、杏紗、こいつらは校則違反
 をしたんだ。きちんと罰を…」

そう言おうとした蓮人の言葉を遮り私は

杏「今回は見逃してあげたらどうです
か?ボソッ)朝からイライラさせようと
すんなよ?理事長室でサボるぞ?」

と殺気混じりに伝えると案の定蓮人は顔を青ざめて

蓮「わ、分かった。今回は見逃してやる
 る。次から気をつけろ」

と言われ俺達は席に着いた。

なんなんだ、この女。

すごい担任に殺気を出して睨んでる。

この女は何者なんだ…?

気になる。

調べる必要があるな。