濁った僕を抱きしめて




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璃恋の手を握って、ただひたすらに足を動かす。


いつか家まで来るようなことが起きるだろうとは思っていたけど、こんなに早いなんて想定外だった。


少し警察に恐怖心を抱きながら、乾いた口を唾で潤した。


どこに行こう。
璃恋は俺が向かう場所に着いてきてくれているから、俺が動かなきゃどうにもならない。


家まで来ている割に警備員は見当たらなかった。
そこまで徹底的に潰そうとしている訳ではないのだろうか。


そんな訳が無いか。
家まで来るくらいだ。


それにあの家は俺の名前で買ってる訳じゃない。
生まれも年齢も経歴も全てが違う。


それなのに警察はどうしてあの家が分かったのだろうか。


車のナンバーか。


十年ほど前に買った車は俺の名前で買った。
車屋を当たってナンバーを探したのだろうか。


警察の捜査力に驚いた。
十数年こうして生きてきたのに全く罪に問われる様子がないから、てっきりもう大丈夫なものかと思っていた。