濁った僕を抱きしめて

食べ過ぎてお腹を壊したこともあるほど。


人参、じゃがいも、玉ねぎ、豚肉。
毎回変わらないレシピで申し訳ないけど、拓海くんにはそれが良いみたいだ。


他にも昼ご飯に食べられそうなお弁当をいくつか選んだ。


買い物を終えて家に戻る。
途中で誰かの視線がわたしを捉えた気がしたけど、知らないふりをした。


「ただいまー」
「おかえり」


夜に食べるものは冷蔵庫にしまって、お弁当をテーブルに出した。


「うわ、美味そ。分けて食べよ」


ふたりでお弁当を分けっこして食べた。
拓海くんが最初に美味しそうだと言ったお弁当は口に合わなかったのか、拓海くんはあまり食べなかった。


逆にわたしが気になっていたお弁当は半分以上拓海くんに食べられた。


むっとしたけど、美味しいと笑う笑顔を見てしまったらどうでもいいように思えた。


お弁当を全部食べて、後始末をしてからソファに座った。