目覚めるともう日は暮れていた。
どれだけ寝てしまったんだろう、と思いながら時計を探す。
壁にかかった時計が見当たらなかったので、仕方なく携帯を出した。
携帯は七時を告げていた。
というか一日中使っていたお陰で充電が一桁になってしまった。
充電器はどこにしまったっけ。
ガサゴソとスーツケースを漁っていると、物音に反応したのか拓海くんが目を覚ました。
「ごめんなさい、起こしましたね」
「いいよ……今何時?」
「七時過ぎです。あ、充電器あった」
充電器をコンセントに挿して携帯に繋げ、テーブルの上に置いた。
冷蔵庫を開けて中に何が入っていないか見る。
案の定冷蔵庫は空っぽで、今日の夜ご飯はパン確定になった。
「拓海くん、冷蔵庫になんも入ってないです。パン決定です」
「うわー、マジか。なんか入れときゃ良かったな」
そう文句を言いながらも手はパンを食べる準備を進めている。


