濁った僕を抱きしめて

数週間前まで毎日見ていた景色だった。


あの頃は、こんなことになるなんて全く予想していなかった。
わたしは拓海くんと変わらず、ずっと一緒にいるものだと思っていた。


遠くに大きな公園が見えた。
そこは拓海くんと雪遊びをして遊んだ公園で、寒かったけど楽しかったことが印象に残っている。


何を言われたかは忘れてしまったけど、ふたりとも照れてしまうような発言があったことも覚えている。


拓海くんが後ろから抱きついてきた。
寝ていると思っていたのに寝ていなかったのか。
相変わらずやることが子供みたい。


「寝てなかったんですか?」
「うん、寝れない。身体は疲れてるんだけどね」


じゃあ寝てください、と言ってまたソファに戻る。
わたしは離れようとしたけれど、拓海くんに腕を掴んで止められた。


「璃恋がいないと寝れない気がするから、いて」


堂々としてください、とは言ったけど、流石にこれは甘すぎる。