果てなんてないのに。


私は走りつづけた。





誰も通らないような道を。





私は前も見ずに。

後ろも見ずに。







「ヒック…ヒック…ぅう…隆…隆…」








ゴメンね…

隆…私は、こんなに弱い彼女だったんだ。






隆が他の女の子と

仲良くしてるのが

イヤで。






本当に好きなのか判んなかった。


本当に付き合ってるのか判んなかった。