私はあの日。

失恋をしました。





誰も気付かれないように

泣いてたのに。



君は見つけてしまったんだ。


私を…。









「ねぇ、別れよ?…」

「なッ!??…何でだよ…」






「隆さ…本当に私の事好きだった?」

「ったりめぇだろ!!」

「じゃあ!!! 何で…」

「日和…ひよ…」

「もうっ…いいよッ!」




私はそう言って、

隆戸に背を向けて歩いた。





「ッ…待てよ!!」


そういわれて、立ち止まるけど。


「俺…ひよが」



その続きは聞きたくない…。


その一心で私は駆け出した。