ピピピッ

　華「ん、」

　理「目，覚めたか。お前教室で倒れかけたから保健室に連れてきた。」

　華「ごめん､､､ありがとう､､､でもまさかあいつと同じ苗字だなんて､､､」

　理「まだわからないから一度あの宮國拓海っていうやつに聞いてみないとな。」

　華「うん､､､でもどうしよう。本当にあいつと家族だったら､､､」

　理「その時はその時で考えればいいんじゃねえか？」

　華「うん､､､でもまだ克服できていなかったんだ､､､克服するためにフランスへ行ったのに､､､」

　理「いいや。お前は克服しているぞ。だってあの事件があってから男と喋れなくなったし，男が怖くなったじゃん。でも今は普通に喋れ

　るようになっただろ？だから少しだけどお前は克服することができたんだよ。あいつの名前が出てきたからびっくりしたっていうのもあ

　るんじゃないのか？」

　華「そうかもね。ありがとう。理音！」

　理「お前はいつも一人で抱え込む癖があるからそれをまずはやめろよ。一人で抱えてもいいことないぞ。だから俺や悠兄、玲央兄もしっ

　かりと頼れよ！」

　華「わかった。ねえ、宮國拓海に聞いてみてもいいかな？あいつのこと」

　理「ああ。真実を知らないとな」