君への想いを、嘘に乗せて。

「おと、俺さ。おとのことが好きです。だから、今日のおとの言葉が嘘でも、本当に嬉しかった。俺は、本当だから、もし良ければ俺と付き合ってください。」

呼吸が、止まる。

涙がほろり、と頬を伝った。

「…本当に、?」

思わず零れた言葉。

「うん。俺は、本当。おとのは嘘だった?」

ほんの少し不安そうに口を開いた楓汰。居てもたってもいられず、慌てて首を横に振る。

「ううん。私も本当。ふうのことが好き。お付き合い、お願いします」