「ちょっと!私今、遼河と話してたのに何度も遮らないでよ!しかも遼河の前で。」
「だって早く行きたかったからさ?」
「ちょっとぐらい待てなかったの!?」
遼河と話してたのに遮られたり約束だなんて誤解されるようなこと言われたりして腹が立って口調が強くなってしまう。
早く行きたかったからってそんな小さい子みたいなわがまま………。
やっぱり苦手だ。高咲くん。
はぁーとため息を吐くと申し訳なさそうな顔をして言ってきた。
「ごめん。瑠莉ちゃんの気持ち考えずに。
ごめんね。」
急にしおらしくなって本当に悲しそうな顔してくるから
「ううっ〜。ごめんね?私もちょっと言い過ぎちゃった。
これからはもうちょっと気を遣ってくれたら大丈夫だよ。行こう?」
高咲くんを見ているとなんだかすごく悪いことを言っているような気になってきた……。
「うん。ありがとう。
やっぱり瑠莉ちゃん優しいね。………好き。」
「っ!」
だ、だからそんな唐突に好きだなんて!
でも、私が遼河を好きなように多分高咲くんも好きになってくれてるんだよね………。
遼河が愛花先輩に笑顔で話しかけてるところを思い出して胸が痛くなる。
だからせめて微笑んで乃亜の家の方へ歩き出した。

