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放課後になりそれぞれみんなが動き出す。
「るりー。帰ろうぜ!」
いつも通り、帰る準備をした遼河が私の席に寄って来た。
今日は帰れないかなぁ。
遼河と一緒に帰りたかった………。
少し落ち込みながらも断る。
「ごめん、りょう。今日一緒帰れなくて」
「そっか?なんかあるのか?」
「うん。乃「瑠莉ちゃん!!行こ!」
「乃亜のお見舞い」って言おうとしたら近寄ってきた高咲くんに遮られた。
「うん。分かったからちょっと待ってて?」
せっかく遼河と話してたのに………。
なんだか高咲くんに対しては冷たくなってしまう。
休み時間にしつこく話しかけられたからかテンションが苦手なのか…………。
明るいところは遼河と同じなのになぜか高咲くんは好きになれない。
「あいつ今日、転校して来た高咲だよな?
どうして「ほぉーら!行くよ、瑠莉ちゃん!
一緒に行こうって約束したでしょ!!」
ちょ、遼河の前で!
やめてよ。
遼河は私のこと何にも思ってないことわかってるけどどうしても気になって遼河の方を向くと
なぜか高咲くんを睨んでいた。
「瑠莉。こいつと帰るの?」
「ちが「そう!だから行こ!」
あぁもう!だから遮らないで!
「ごめん!りょう!また明日ね!」
これ以上この場にいたらもっとひどくなりそうで慌てて高咲くんの手を引いて教室を出た。

