嘘から本当へと変わった恋

1人で購買に向かっていると


「瑠莉!」


遼河…………。



聞き慣れた声に振り向く。


「りょう。どうしたの?」


「水なくなったから買いに行こうと思って。」


「そっか。私は箸忘れた。」

「またかー。
瑠莉起きるの遅いからだろ!」


「だって起きれないだもん。
目覚ましの音聞こえないし!」


そう、恥ずかしいことに私は朝起きるのがすごく苦手。
だから家が隣で部屋も隣のような遼河は私の目覚ましの音が聞こえてるみたい。


最初の頃は文句言われたけど今は私の目覚ましで起きているらしい。


でも私は全く目覚ましの音が聞こえない。

隣に聞こえるぐらいだからアラームの音は大きいはずなんだけど何故か聞こえない。



「目覚ましの音聞こえないほど朝起きるの苦手とかやばすぎ。」

「うん。私もそう思う。」



隣にまで聞こえて申し訳ないなぁー、っては思ってるんですけどね。あはは…………。


ほんとなんでこんなに起きれないんだろ………。



呆れたように笑われて私も苦笑いで返す。


と、そんな話をしていたら自動販売機の前だった。

購買もすぐ目の前。


「行ってくる。」

「おー。」


空いていて早く箸もらえた。


すぐにもらって遼河のところに戻る。


「りょ「遼河くん!」


声をかけようとした寸前のところで愛花先輩が遼河に声をかけてるのが見えた。