この告白はウソ告です。

「ふっ、顔真っ赤」

「なっ、そ、それなら一条だって!」

「俺のは違いますぅ」

そっぽを向いてそう一条に、説得力は全く

ない。

「……ねえ、今日ってエイプリルフール

でしょ?この告白も、嘘になっちゃうのかな」

「……それは」

一条がそう言いかけたところで、私と一条の

スマホが同時に振動する。

お姉ちゃん……?

『言い忘れてたけど、エイプリルフール