この告白はウソ告です。

本当は何も読んでいなかったが、氷室の

ことを盗み見していたなんて言えなくて、

咄嗟に嘘をつく。

すると、氷室の顔がニヤッとしたのに気づい

て嫌な予感がする。

「一条が漫画を読んでいる間、私は参考書を

見ていました。私の方が賢いね!」

参考書を読むだけで賢いなんておかしいだろ

と思ったけど、やっぱりふふんっ!と威張

っている氷室が可愛くて、あっそとしか

言えない。

「……何よ、今日は全然言い返してこない

じゃん」

「何?寂しいの?寂しがりのえまちゃん

でしゅか〜?」