この告白はウソ告です。

約束した時間の五分前だった。

何をして待っておこう……と考えていると、

トントンと肩を叩かれて、振り返る。

「ごめん、待った?」

そこには、走ってきたのか、少し汗ばんだ

一条が立っていた。

「……っ」

「氷室?」

「あっ、ごめん!なんでもない!今来た

ところ」

そっか、よかったと微笑んだ一条。

な、なんでだろう……いつも通りの一条の

はずなのに、胸がドキドキして鳴り止まない。

私の通う高校は私服での登校だから私服に

見慣れていないからと言う理由ではない。