そう思いながらも、姉貴と話すのに疲れて、

冷蔵庫のアイスコーヒーを取り出す。

その時だった。

姉貴が突拍子のない提案をしたのは。

「ねぇ、エイプリルフールに告白したら?」

「……は?なんでエイプリルフール?」

エイプリルフールってあれだろ、一日だけ

嘘をついていい日のことだろ。

それと告白になんの関係が……。

「あたしの友……じゃなくて」

……?

「エイプリルフールって、嘘をついていい

日だから、その嘘にまじえて告白したら

そこまで緊張しないんじゃない?ってこと」