小さい幸せ

「ママ、おはよう!」
そんな可愛い声で目が覚めると私の上には娘が乗っていた。
「桃花!おはよう!!今日もとってもかわいいね。」
これはいつも伝える決まりセリフ。
「ママ、昨日沢山お酒飲んだ?きつくないなら公園行きたいな…」
そんな風に控えめに私に言う娘はたった4歳なのに親に気を使う。
不甲斐ない母親で申し訳ない…
「今日ママはお店でイベントがあるからいつもより早く帰らないといけないけど朝ごはんが終わってお昼食べたら行こうか!」
そう言うと途端にくしゃくしゃ笑顔にして飛び回る桃花。
桃花の飛び回る振動で息子が「ふぇ…、、」とか弱い声を上げた
「力也、おはよう。」
まだ7ヶ月でハイハイ覚えたての力也が目をまん丸にして私を見つめている。
かわいい、本当に可愛い。

「公園ばあばも行っていい?」
と明るく桃花に声をかけた母。
「みんなでいこうー!」とルンルンの桃花。

母は私と子供達だけで外出することを許さない。
自分がチヤホヤされていないと気が済まないから。
自分だけ除け者なんて言語道断なんだ。


そんなお決まりの流れに少しため息をつきながら
朝ごはんを済まし家事を済ませ少しお部屋遊びをして
お昼は簡単にスパゲティにした。

近くの公園で滑り台を何度も滑る娘に抱っこ紐の中で色んなものを見ている息子。

この時間がおわらなければいいのに…

そうはいかない、もう夕方だ。
帰って夜ご飯、お風呂を済ませたら、今日はハロウィンイベントだから
いつもより丁寧にヘアメイクして出勤だ。