小さい幸せ

次の朝
あおからメッセージが来ていた。

「美桜、話があるんだ。」
たったそれだけ。
それも2時間前。
少しザワつく心を沈め
「どうしたの?」とだけ返した。
「俺、彼女と別れようと思っているんだ。」
だからなに?とでも言えそうな内容だ。
「なにかあった?」
「もうcallには行くなと、飲みに行くならどんな飲みでも自分を連れていけと言うんだ。」
確かに昨日をみたらcall行くなと言うのは当たり前といえば当たり前だろう。
ただ、彼は土方の社長さんだ。仕事を貰うために社長同士飲みに行く事もあるだろう。流石にそんな飲み会に彼女なんて連れてけない…
「callに関しては仕方ないわ。彼女が嫌だと言ってるんだもん。
でも青山さんは仕事を貰うため飲みに行く時だってあると思う。
その時に彼女は連れて行けないこと、でも連絡はきちんとするし早めに帰ってくることを伝えてみたらどうかしら?」
「callを制限される意味も飲みに必ず連れていないといけない意味も分からない。冷たいようだけど俺は元々好きであいつと付き合ってる訳じゃないんだ。」
「好きで付き合ってないって酷すぎない?」
女を弄んでるようでイラッとした。
「元々アイツとは1度別れてるんだ。
それでもアイツがどうしてもやり直したい、好きじゃなくてもいい側にいたいと言われたからハッキリ俺は好きじゃない。と伝えたやり直すつもりもないと。それでも何度も連絡してきてしまいには家にまで来るようになった。
そこまで来ると俺も元カノだし情が出てきて突き放せなくなってしまった。
ただ恋愛感情は持てなかったから好きじゃないでも都合がいいから好きにすればと言って始まった2回目なんだ。、」
なんとも…最低な男な気もするし、自分がその立場ならそうなる気もするような…複雑だ。
でもその話を聞けば昨日飲み会の時の彼の冷たい態度も理解出来た。
「青山さんの好きにしなよ?」
私はただそれだけしか言えなかった、