先生、それは✗✗です…!

そういえば、一夜をともに過ごした翌朝、わたしが鳥羽先生の部屋から出ようとしたとに――。


『…な、なんの冗談――』

『冗談なんかじゃねぇよ。初めて見たときから、かわいいなって思ってた』


と言っていた鳥羽先生。


あのときは、軽い言葉にしか聞こえなかった。

――でも、今は。


「かわいいし、ほっとけねぇし、守りたいって思った。本能的に」


水やりのホースを投げ捨て、歩み寄ってきた鳥羽先生がゆっくりとわたしの顎を持ち上げる。


「先生…もうやめてください。じゃないとわたし…、もっともっと先生のことが――」


そのとき、突然抱きしめられた。

気づいたら、わたしは鳥羽先生の腕の中。


「じゃあ、もっともっと好きになれよ」


先生の声が…耳元で響く。


「…ダメです、先生っ!もし、だれかに見られたら――」