先生、それは✗✗です…!

「そうだよ。じゃなきゃ、それ以外に説明つかねぇだろ」

「で…でも!どうして先生が…そんなことわかるんですか!?」

「わかるよ。だって俺も同じだから」


鳥羽先生がわたしを見つめる。

今までに見たこともないくらい真剣な表情で。


「俺だって、お前が男子と楽しそうに話をしていたり、やさしくしているところを見たら、すっげーここがモヤモヤする」


そう言って、鳥羽先生は自分の胸を服の上から荒々しくつかむ。


「今のクラスでお前を見つけて、俺…平静を装うので必死だったからな。本当はドキドキしっぱなしで、態度でだれかに気づかれるんじゃねぇかってずっとヒヤヒヤしてた」


いつも爽やかでクールな鳥羽先生が――。

実は、心の中ではそんなことを…?


「前にも言ったと思うけど、日南は初めて見たときからかわいくて…忘れられなかった」