先生、それは✗✗です…!

教頭先生から受け取らないよう注意された鳥羽先生は、その旨を女子生徒たちに伝えたけれど、それでも持ってくる人がいる。


受け取って、食べるわけにもいかない。

だけど、そうなるとお弁当がもったいないし、食材に罪はない。


そこで、お腹を空かせた運動部員に食べてもらっていたんだそう。


「でも、先生…。それなら、どうしてわたしのお弁当を…?」


わたしが尋ねると、鳥羽先生はやさしく微笑んだ。


「それは、“お前”が作った弁当だから」

「…わたしが作ったお弁当だから?…だけど、わたし…料理苦手だから、他のコのお弁当と比べたら下手くそで…」

「そんなことねぇよ。一生懸命作ってくれたんだってわかった」


先生の言葉がうれしすぎて、わたしの胸がドキッとする。


…今日の先生、やさしすぎるよ。