先生、それは✗✗です…!

素直にうれしい。


――だけど。


「他の女の子からもらったお弁当も食べたあとですよね…?そんな…わたしのなんて無理して食べてもらうようなものでもなかったのに」


他のお弁当のほうがおいしいことだろう。

きっと、鳥羽先生も食べたあとに後悔したに違いない。


――そう思っていたら。


「他の生徒からもらった弁当は食ってねぇよ。それに、これまで受け取ってきた弁当も一切食ってねぇから」


それを聞いて、わたしはキョトンとした。


「…え?食べて…ない?」

「ああ」

「でも、お弁当箱が空になって帰ってくるって――」

「あれは、運動部のやつらに食わせてるんだよ。昼飯だけじゃ足りないっていうから」


どうやら、たくさんの女子生徒が鳥羽先生にお弁当を作って持ってくるから、職員室でもちょっとした問題になっていたんだそう。