黒田先輩の隠し事

* * *


彼女が去って、僕が一人になると、生徒会室はまた静かになる。

オレンジの光が部屋に差し込んで眩しい。

カーテンを閉めると太陽の光も僕に届かなくなり影の中に隠れてしまった。

一人になるといつも思い出してしまう。


幼い頃、母に言われた。

暗い部屋だった。

『もうあなたは必要ないわ』

『黒田さんに引き取ってもらうことにしたから』

それがずっと忘れられなかった。

もう考えたくもない。



でも彼女が全部浄化してくれたから。

この部屋の静寂はカラスの鳴き声が消していく。