私は、すぐに電話を切り財布と携帯を持って、家を飛び出した


真奈美の大好きな場所


それは、コンクリートで作られた空きビルの屋上


廉人は、用事あるみたいで出かけちゃったし、一人でもいいよね?


「真奈美!」


「茜!」


真奈美は涙を流しながら、飛びついてきた