(まったく、シリオったら……)
まだ顔が熱い。シリオがあんな事を言うものだから。
一方、誤解が解けて明るい顔のラウレルは、扉に貼ったばかりの貼り紙に触れながら何かを考え込んでいる。
「ラウレル様、どうされました?」
「ビオレッタさん、もし良かったら今度の休みの日はバザールに行ってみませんか」
「バザール……バザールとはなんですか?」
ラウレルによると、今の季節、南の暑い国では沢山の店が並ぶ市場のようなものが開かれているらしい。様々な国の行商人達が集まり、とても賑やかなのだという。
「いわば、道具屋や武器屋のお祭りみたいなものです。すごい人出で賑わいますよ」
「想像がつきません……」
「楽しめると思いますよ。ビオレッタさんも道具屋の一人なんですから」
ビオレッタはむくむくと心が浮き立った。自分以外の道具屋を沢山見ることが出来るなんて、そんな夢のような場所に行けるなんて。頬が自然とゆるんでしまう。
「ビオレッタさん、楽しみですね」
ラウレルは、楽しみが隠しきれないビオレッタの顔を覗き込んで、嬉しそうに笑った。
まだ顔が熱い。シリオがあんな事を言うものだから。
一方、誤解が解けて明るい顔のラウレルは、扉に貼ったばかりの貼り紙に触れながら何かを考え込んでいる。
「ラウレル様、どうされました?」
「ビオレッタさん、もし良かったら今度の休みの日はバザールに行ってみませんか」
「バザール……バザールとはなんですか?」
ラウレルによると、今の季節、南の暑い国では沢山の店が並ぶ市場のようなものが開かれているらしい。様々な国の行商人達が集まり、とても賑やかなのだという。
「いわば、道具屋や武器屋のお祭りみたいなものです。すごい人出で賑わいますよ」
「想像がつきません……」
「楽しめると思いますよ。ビオレッタさんも道具屋の一人なんですから」
ビオレッタはむくむくと心が浮き立った。自分以外の道具屋を沢山見ることが出来るなんて、そんな夢のような場所に行けるなんて。頬が自然とゆるんでしまう。
「ビオレッタさん、楽しみですね」
ラウレルは、楽しみが隠しきれないビオレッタの顔を覗き込んで、嬉しそうに笑った。



