こじらせ男子の橘くんはワケありでした。



「なんか心配させちゃってごめんね!とりあえず上着脱いで!くつろいで!」


私はお茶を入れテーブルに置いた。


雪ちゃんは、

いつものようにコートをハンガーにかけて、

洗面所で手を洗った。


雪ちゃんは家によく来るから慣れている。


というのも、

私は実家が遠方で一人暮らしをしているので

気軽に友達を呼べるのだ。


よく来るのは

雪ちゃんと圭吾くんくらい─。