こじらせ男子の橘くんはワケありでした。



「あの、俺、色々詮索されんの嫌なんすけど。」


冷たい眼差しと声。


─私、今間違えた?


少しだけ近くなったと思っていた距離が

一瞬で離れてしまった。


「あ、ごめん!無神経だったね…。」


「俺のことは、気にしないでください。」


さっきより優しい声で言ってくれてるけど、

完全に一線引かれてしまった感じ。