こじらせ男子の橘くんはワケありでした。



「ほんとに覚えてないっすか。」


「もしや、私何か大変な粗相を?」


「俺んちを自分の家と間違えて上がってきた瞬間、玄関にゲロぶちまけて寝た。」


衝撃的な事実に少しの間フリーズした。


─私は何てことをしてしまったんだ。


「橘くん…あの、本当に大変申し訳ございませんでした!!」


もう恥もクソもない。


土下座で謝罪するしかない。