宿題がいっぱいの夏休みが始まった。

「…最悪だ。終わらないよ〜。」

扇風機が回る部屋で、宿題と睨めっこ。

【数学…お助け〜〜!!ヽ(;▽;)ノ】

麦茶を喉に流し込んで、お昼休憩中の勇里さんにメールを送信。

【アタシも数学って苦手なのよ。勉強辛いわよね…なんでこうせっかくの夏休みに宿題なんか出すのかしら。】

【数字見たくなーい!日本史とかなら教科書に答えが載ってるからいいけど…宿題嫌い!!】

【頑張ってるのえらいと思うわよ。そんな急いで終わらせる必要もないし、ゆっくり焦らずにいきましょ♪】

勇里さんと話していたら、少しだけやる気が出てきた。