私だけが好きみたいで、前に進めずに居るみたいで嫌になる。

あなたとの幸せだった日々は、過去へと消えていく。
記憶の奥にどんどん吸い込まれて、新しい記憶でいっぱいになっていくのかな。

家に居れば、あなたを感じるものは何もなくて。
でも外出すると、薔薇の香りで振り返ったり、歩道の花壇に咲く向日葵を眺める事が出来なかったり。

ママとカフェに行った時は、近くの席に座る女の子のグループがチョコバナナパフェを食べていて、あなたとの思い出が一気に鮮明に甦(よみがえ)ってきた。

そしたらもう泣きたくなって、出会った頃まで時間が巻き戻ればいいのに。なんて叶わない願いを抱いてる。

忘れようとすればするほど、あなたの優しさを思い出すの。