突然、私の知りたい情報を教えてくれて、それはきっと失った信頼を取り戻すため?でも、今話してくれた事も嘘だったら?

「俺は、海果ちゃんが本気で好きなんだ。復讐の事は、本当に悪かったと思ってる。ごめん。」

深く頭なんて下げちゃって、それも計画のうち?

「…ピアス、どうして捨てなかったの?」

「…どうしてって、だって大切だから。海果ちゃんは、バレッタ…さすがにつけるわけないか。」

「…捨てようと思ったの。でも、バレッタに罪はないから。ねぇ、勇里さ…じゃなかった、勇一さん。あなたの本音が分からない。私は、何を信じたらいいの?」

傷付いてるのは私なのに、どうしてあなたまでそんな顔をするの?私を失うのが怖いから?騙した事を後悔してるから?