半年付き合っていた彼氏さんに浮気されて、相手は自分よりも若く子供が居た。

「…やっぱり、アタシが女じゃないから、ダメだったのかしら…。それに、もうアラサーだし。若い子と結婚でもしたりしてね…。」

「…彼氏さん、ひどい。」

勇里(ゆうり)さんは深く傷付いてる。もしかして、それで死のうと?

「ひどいでしょ?だから死にたかったの。でも、海果(みか)ちゃんと友達になれて、生きるのも悪くないなって、思えたわ。ありがとう。」

弱々しく笑うから、私は勇里さんを抱きしめた。

「無理して笑う事ないです…。泣いてもいいんですよ?今度は、私が勇里さんを助けたい…っ。」