「綾斗ー!」 「ん、彩音どうしたの。」 そう言って私の名前を読んだのは鈴木綾斗。 そう、私の幼なじみであり好きな人でもある。 「あのさ、数学の教科書忘れちゃって…貸してくれない…?」 「っは…笑またかよ、」 「しょうがないじゃん!たまたまだから!」 「たまたまって言いながら忘れてるの何回目?」 「すみませんでした…」