ただ死んだにも関わらず、なぜ僕は生きているのだろう? ふと、疑問が湧き上がる。 確かに死んだはず... 縄が首に食い込み、圧迫される苦しさは本物だった。 ...思い出し、思わず呼吸が乱れてしまう。 落ち着け、落ち着けと念じゆっくりと呼吸をする。 ...最後にフーっと息を吐く。 まずは母様を探さないとと思い、手で残りの土をどけ ゆっくり土から身体を起こす。 土まみれの身体をパタパタと払う。 そして念の為にと、出てきた場所は可能な限り土を盛り直しておこう...