そんな簡単に彼女を決めていいんですか? ~偶然から始まる運命の恋!?~

 何故…と思いながらも甘く柔らかな感触が私を満たす。
 それは唇から首筋へ。

 これは(仮)の彼女に対する練習?
 悲しみが込み上げてきて、涙が流れた。

 それなのに。

「あっ」

 思わず声が漏れてしまった。

 ……恥ずかしい。

 それでも涼介さんの唇は動きをやめない。

 強引に開かれた胸元へと移って──。

 顔をそこでうずめるように止まった。

「美里。俺は本気だ」

 えっ?
 私みたいな女を、どう……して…。
 だって、私は…。

 さっきの言葉は冗談?それとも本心?

 戸惑う私をよそに、彼は私の胸で眠ってしまっていたのだった。