そんな簡単に彼女を決めていいんですか? ~偶然から始まる運命の恋!?~

 間宮さんの怒りはヒートアップしてしまうし、涼介さんは眉間に皺を寄せている。

「いい加減にしてくれ。お前はそんなことを話すためにここへ来たのか?」
「いいえっ」

 きっぱり言い放つと、彼女は言葉を続ける。

「私もここに住もうと思って」

 傍らに置いていたキャリーケースをドンと涼介さんの前に置く。

 一緒に住む?
 確かに使っていない部屋はまだ二部屋あるけれど。

 ちょっとしたハーレム?

 などと馬鹿なことを考えていたのだけれど。

 大きくため息をつく彼はあきれ顔だ。

「お断りだっ」

 きっぱり言い放った。

「どうしてよっ!どうしてあの女は良くて、私がダメなわけっ!?」
「お前がここで暮らしたら、ご両親が心配するからだ」
「うちの親、涼介を信頼しているし、涼介だったら平気よ。むしろ喜ぶかも」

 更に大きなため息を彼は漏らす。

「はっきり言わないとダメなのか…」
「私を子供扱いしないでよ。料理は出来ないけど、掃除くらいならロボットがしてくれるし、洗濯はクリーニングに出せばいいし。なんならメイドを置いたっていいじゃない」

 メイドとか、発想が庶民とかけ離れてる。

「そう言う問題じゃないんだ」