そんな簡単に彼女を決めていいんですか? ~偶然から始まる運命の恋!?~

 なんだろう?分かりませんと首を振る。

「俺たちは恋人同士だよね?」
「(仮)の恋人同士です」

 彼は肩をすぼめる。

「敬語は辞めようか」

 それくらいの提案だったら、受け入れます。

「明日は休みだし、どこか行こうか?」

 そうだっ!すっかり忘れていたことが。
 飯倉さんにハンカチ返してない!

 お休みならば、サウスエリアのショッピングモールへ行っても社内の人に会う確率は低い。

「お買い物がいいです」
「何か欲しいものがあるの?」
「飯倉さんに借りたハンカチを買いたいんですけれど」

 彼は快く了解してくれたのだった。