そんな簡単に彼女を決めていいんですか? ~偶然から始まる運命の恋!?~

 樹齢百年越え。なんて桜が立ち並ぶ櫻坂。

 その先の高級住宅街。

 特別な人達に与えられた最高の風景って感じ。

「涼介さん、私──」

 一陣の風が私の髪を揺らした。

「綺麗だ、美里」

 彼がそう呟いたように聞こえた。

 私はあなたに相応しくないのに。
 心がチクンと痛んだ。
 いつまで彼と居られるんだろう。

 ──なのに、あなたは優しすぎる。