楓を二人で駅まで送った帰り道。
イチョウ並木を二人で手をつなぎながら、のんびりと歩く。
秋になったらきっと綺麗なんだろう。そのころ又、彼と一緒に歩きたいな。と想像する。
「今日の晩御飯はどうしたんですか?」
外食をあまり好まない涼介さん。一緒に暮らしだしてからは、よほどのことが無い限りほとんど私が作っている。
仕事の後でしんどい時もあるけれど、彼が美味しいと喜んでくれるから頑張れたし、私も一人でお夕飯を食べていたから、独りで食べる寂しさは身に染みて知っている。
だから出来る限りお互い、二人で食べるように努力していた。
「冬子が急に食事に誘ってくるから、一緒に食べた。原田先生も一緒に」
「そうだったんですね」
良かった。独りじゃなくて。
「これは何かあると思ったんだけどね──」
「結婚するんですか!?すごい急ですね」
「だろ」
なんでも私たちより先に結婚したかったそう。
「そんなとこ子供ぽいんだよ、あいつ。競争してどうするんだか」
髪をかき上げる仕草に見惚れる。
「今月の大安を選んで、とりあえず入籍だけ済ませるんだとさ」
「少し前まで、原田先生が全然決断してくれない。みたいなこと言ってたのに」
「強引に迫ったんだろうな」
少し前の飯倉さんだったら信じられなかっただろうけど、今の彼女なら分かる気がする。
「お似合いですよね。二人とも法律の専門家だから」
「専門家は原田先生だけ。冬子は大学でちょっとかじっただけだよ」
「そんなことないですよぉ。飯倉さんは専門的なことまで詳しいんですから。ちょっとかじったのは私です」
「はは、そうなんだ。美里がそう言うなら、そうなんだろうな。でも喧嘩したらすごそうだな」
「ですねぇ。お互い法律用語持ち出して」
想像して二人でケラケラ笑う。
イチョウ並木を二人で手をつなぎながら、のんびりと歩く。
秋になったらきっと綺麗なんだろう。そのころ又、彼と一緒に歩きたいな。と想像する。
「今日の晩御飯はどうしたんですか?」
外食をあまり好まない涼介さん。一緒に暮らしだしてからは、よほどのことが無い限りほとんど私が作っている。
仕事の後でしんどい時もあるけれど、彼が美味しいと喜んでくれるから頑張れたし、私も一人でお夕飯を食べていたから、独りで食べる寂しさは身に染みて知っている。
だから出来る限りお互い、二人で食べるように努力していた。
「冬子が急に食事に誘ってくるから、一緒に食べた。原田先生も一緒に」
「そうだったんですね」
良かった。独りじゃなくて。
「これは何かあると思ったんだけどね──」
「結婚するんですか!?すごい急ですね」
「だろ」
なんでも私たちより先に結婚したかったそう。
「そんなとこ子供ぽいんだよ、あいつ。競争してどうするんだか」
髪をかき上げる仕草に見惚れる。
「今月の大安を選んで、とりあえず入籍だけ済ませるんだとさ」
「少し前まで、原田先生が全然決断してくれない。みたいなこと言ってたのに」
「強引に迫ったんだろうな」
少し前の飯倉さんだったら信じられなかっただろうけど、今の彼女なら分かる気がする。
「お似合いですよね。二人とも法律の専門家だから」
「専門家は原田先生だけ。冬子は大学でちょっとかじっただけだよ」
「そんなことないですよぉ。飯倉さんは専門的なことまで詳しいんですから。ちょっとかじったのは私です」
「はは、そうなんだ。美里がそう言うなら、そうなんだろうな。でも喧嘩したらすごそうだな」
「ですねぇ。お互い法律用語持ち出して」
想像して二人でケラケラ笑う。


