そんな簡単に彼女を決めていいんですか? ~偶然から始まる運命の恋!?~

 ジリジリともう一人の男は、間宮さんに近づく。

「こ、こんなことしたら約束のお金は払いませんよっ」
「あー、構わねーよ。あんたとやれるなら」

 走り出す間宮さんだったけれど、直ぐに髪を掴まれてしまった。

「痛いっ、離しなさいっ」
「もっときーきー泣き叫べよっ。俺を興奮させてくれよ」

 暗闇の先で何が行われているのか、はっきりとは見えない。
 だけど、最悪なのは事実だ。

 ビリビリと服を破る音がする。

「間宮さんっ!!」
「へー、あんた良い胸してるね」
「いやーーーーーぁ」

 その時だった、私を掴んでいた男も間宮さんへ意識が向いたみたいで一瞬その手を離したのだった。

 私は男の手を振り払い、すかさず走り出す。赤い光を放つそれへ。

 そして力いっぱい非常ベルを押したのだった。