きっと、そんな港くんなら幸せになれると思う。


そんな意味を込めて頷くと、港くんは手のひらを振って、空き教室を出て行った。


___これからは、私も……ちゃんと気持ちに向き合わなきゃ。



綾都のことが好きって気持ちに……。