「とにかく、綾都さんに嘘ついたので、内緒ですよ!?」


「わかったよ……」



ふうっと息をついて、ベッドから降りる。



「約束ですよっ」


「わかったってばぁ」



何度も釘をさす伊吹くんにてきとうに返事をすると、私は部屋の窓を開けた___。