「この家石造りよ、外国みたい。とても素敵ね」 指さして彼に言った。 「そうかい?父さんに言ってあげて。父さんの夢の詰まった家なんだよ」 私はあっけにとられた。うそでしょう。だって、その家の門の前に車がスッと停まってしまった。 美しいアーチ型の門。白い砂が続く道の前には白亜の美しい石造りの建物が目の前にあった。 「まさか……こ、ここ?」 ギッと音を立てて、門を開けた人がいる。 「いらっしゃいませ。ようこそ、神崎邸へ」