美しき造船王は愛の海に彼女を誘う


「一年海を一人寂しく回ってきた。我慢してね。見捨てられないから一応船が転覆しないよう操縦している」

「……蓮さん」

「まさか、来年も一人で回れと言うのか?そんなことを許すと思うのか?」

「ごめんなさ……」

「謝るのは今年いなかったことについてなら認める。約束の日待ってるよ」

「わかりました」

 玄関先で彼とキス。彼は私の頭を撫でていなくなった。