美しき造船王は愛の海に彼女を誘う


「え?」

「父とのことをきちんとして、仕事に誠実に取り組みなさいとね。店をやるのはまだまだ早いと怒られた」

「相良さんがそんなことを……」

「あの人もひどいわ。結局あなたの味方なのよ。皆、あなたの味方。アルバイトの子にも騙されたわ」

「芹那さん、それは私も知らなかったのよ」

 彼女は紅茶を一口飲むと笑いながら言った。