「違う能力?」 「ふふ。私の花のセンスだけでなく、お客様を優先する気持ちかしらね。でも私には向いてない。すぐにわかったわ」 「芹那さん」 「さくらさんの素晴らしさを痛感した。お客様は待ってますよ。それとね、彼のことは……悔しいけれど完敗かもしれない」 「……」 「昔、告白を無視されたから悔しくて私から直接連絡を取らなかった。縁談もあるんだし、彼から店に出向いて声をかけてくれるのを待っていた。でも無理だったわね。店は一時的に手に入ったけど、優華さんにも言われちゃった」