美しき造船王は愛の海に彼女を誘う


 ドンドン!

 扉をこれみよがしにたたく大きな音がした。

「蓮様。お時間です。清水さん申し訳ございません」

「椎名、お前許さん!覚悟しろよ」

「椎名さん、本当にありがとうございました。蓮さん、椎名さんは私の為にやってくださったの。怒らないで。約束よ」

 椎名さんは私を見てにっこり笑った。

「清水様。残していくお店のことですが、見張っています。何かあれば逐一ご連絡します。新しいバイトはうちの手のものです」

 びっくりした。バイトは芹那さんの知り合いじゃないの?